第3138話 説法
「よいですか?
ミリアム女王。
永久氷河封はこのようにも使います。
封印して放置・・・
でなければ・・・
このように砕いてしまうことも使い方です。」
ノワール神が言う。
「お言葉だけど・・・
陛下、似たようなことやってるにゃ。」
ナキが言うが・・・
「いいえ。
桁違いです。」
私が反論する。
「ぐおおおおおおお・・・」
直撃せず、凍傷を受ける神兵たち。
「おや?
寒いのですか?
ならば・・・」
ノワール神の掲げた悠久の記憶鍵に、光と闇の炎が集まる。
「温めてさしあげましょう。」
そうして術を放つ!
「聖魔爆炎波!」
「「「ぎゃあああああああああああああああああああああッ!」」」
神兵たちは燃えていく。
「えぐいにゃ・・・」
ナキが言う。
「あなたが言いますか?
えぐいとは・・・
こういうものを言います。」
ノワール神は、呪文を唱え始める。
「こ・・・
これは・・・」
や・・・
やっべ!
「情報削除術!」
神兵たちが、泥となって消える・・・
「は!?」
「フフ・・・
三賢人の一人とハルカ神の術・・・
遺伝情報を操る「不死の法」・・・
それを再現しました。
「神」となっても学ぶことが多いですねえ。」
い・・・
いや、これは・・・
「絶対、「生命時計」を削除しましたよね!?」
私は叫んだ。
「ええ。
司書神様の力の応用でね。」
うあ!




