第3133話 足場封じ
「なッ!?」
神兵たちは、足場を全て「泡状の塔」に変えられていた。
しかも・・・
素材は単なる神波動。
光流金属でも暗黒金属でもない。
「コレなるは・・・
我が末裔にも成し得ぬ神技。
神波動の加工術にゃ。」
ドヤ顔のミケランジェロ神。
「オラァッ!
ちゃんと「極めたのはいいが、伝承方法がない」と言え!」
上司のノワール神がツッコむ。
しまらない。
「さて・・・
空中を飛び回るならともかく・・・
こんな不安定な足場で戦えるかにゃ?」
悪魔の笑みだ。
「な・・・
なんて凶悪な!」
「ほめちゃダメにゃ。」
笑うと、ミケランジェロ神は指をぱちんと鳴らす。
すると・・・
「うわああああああああああああッ!」
一人の神兵が乗った塔がはじけ・・・
崩れ落ちていく。
ドンッ!
鈍い音が響く。
「オ・・・
神波動を感じない・・・
絶命だ・・・
貴様・・・
それでも「神」かッ!」
仲間をあっさり殺され、激昂する神兵たち。
「神波動を材料にしているってことは・・・
「主導権」奪い取れば操れるってことにゃ。
それと・・・
神と言っても「善神」とは限らんにゃ。
また・・・
「善神」でも・・・」
ミケランジェロ神は、目を細める。
「優しいとは限らんにゃ。」
「猫」さながらに。
芸術そのものを操れる神がいた。
しかし・・・
作品名・・・




