第3124話 刻がみえる
「おおおおおッ!」
「はああああッ!」
蹴り同士が・・・
拳同士がぶつかる!
「これは・・・」
「すげえけど・・・
ただの神キックに神パンチにゃ。」
驚愕する私に、ツッコむナキ。
「違いますよ。
楪の魔女。」
「はい。」
通信でアテナ神と楪の魔女が言ってきた内容に驚く・・・
「やはり、自分の攻撃に時空を削る魔法を・・・」
「え?
この数式・・・
わかんないにゃ・・・」
ナキは茫然としている。
「このアホは、勘だけで空気中の元素で金属つくれるヤツです。
あの技術は難度高いのですが。」
「まあ・・・
得てして芸術家はそんなものです。
とはいえ・・・
見なさい。」
アテナ神の言葉に、私たちは目を向ける。
「奥義!時空斬刃!」
クロノス神の攻撃が無数に、ウォッチ神の全身を切り裂いた。
が・・・
「何をした?
私は無傷だぞ?」
傷がついていない様子のウォッチだが・・・
「動かぬ方がいい。」
「な・・・
なんだと!?」
ウォッチ神はくってかかる。
そのときだ。
「ぐはああああああああああああああああああああッ!?」
ウォッチ神の全身が微塵に砕け散る・・・
「貴様は時空の削る攻撃を全身に受けたのだ。」
そして・・・
「ああ・・・
刻がみえる・・・」
その言葉を残して消滅した・・・
そこで、ガイア神が進み出る。
「私の出番ですね・・・」
これ以上はいけない・・・




