第3121話 リシテアール連邦
惑星リシテアール・・・
ここから発祥した人類を種族問わず「人間」と定義。
滅びた高霊族、
そこから派生し、かつて惑星を支配したエルフ、
汎用性の高い人間族、
バリエーションの高い獣人族、
空を駆る鳥人族、
頑強な竜族、
昆虫族とフェアリー・・・
「そうですねえ・・・
地球の歴史で言うのなら・・・
リシテアール連邦とは「国連」ですね。」
ウィズ艦が、敵艦を握りつぶす。
「あと各国の○○連邦は、「イギリス連邦」とかに近いですか。」
その方手間「戦闘」に、タイラス艦のクルーたちは絶句している・・・
「あれ?
じゃあ、ファルティア皇帝陛下は、おばあ様であるミリアム陛下に気後れしておられるのでは?」
ユニコが聞く。
「ええ。
特に兄君である惑星ミリアリアの「大公」であるライティア殿下はそれをネタにいじっておられます。
実際、惑星ファルティアは事実上戦乱のあった昔のリシテアールのようでしたから。」
そうしているうち・・・
やがて「本」艦隊が見えてくる。
ウィズはニヤリと笑う。
「ここからは、大暴れしてもかまいませんよ?
タイラス閣下。」
ウィズは、タイラスの苦笑した顔を見る。
「こう見えて・・・
ストレスたまっておられません?
苦笑したのに「偉そうにヘラヘラ笑いするな」とか。」
「わかるクチだねえ・・・」
天才同士は見つめ合った。
まあ、さわりくらいに。




