第3112話 魔導艦隊
「神波動閃熱砲と同時に、魔法攻撃!」
キティルハルム艦隊、特務艦隊・・・
魔導艦隊。
現在は、魔導師部隊の隊長ウィズ・アルムが指揮する「ブラックホールキャット」が魔導戦艦艦隊旗艦であった。
この艦隊は、シェス神率いる挟撃艦隊の大旗艦直掩部隊である。
「コメット殿下の名代ね。」
敵艦隊が、絶大な火力で破壊されていく。
「はい。
ウィズ隊長。」
オペレーターが言う。
キティルハルム王国は、かつてその主力部隊は魔導師部隊だった。
いつしか艦隊戦に主力を置くようになったが・・・
技術の進歩で、魔法を直接艦から撃てるようになったのも大きい。
というか、ミリアム女王自身もよくやっている。
敵艦隊・・・
「バ・・・
バカな!
魔法だと!?」
混乱がひろがる。
そこで・・・
銀河連合艦隊の戦艦エクリプスに・・・
アホが乗っていた!
「ぶわ~ッとやっていこう!」
トレンチコート着た、20代のアホ艦長。
「いくら出世しまくっているとはいえ・・・
なんでこんなヤツを、ラインハルト提督は代行として・・・」
彼は「ジャスティス・ウェキ・タイラス」。
銀河連合艦隊少佐である。
「転移フィールド展開!
突撃!」
ブラックホール・艦橋・・・
「え?
転移フィールドを展開したまま突撃!?
それで敵の攻撃が、そのまま跳ね返ってる!?」
ウィズは仰天した。
さて・・・




