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第3108話 戦女神

要塞空母艦パルテノス・・・


「さて・・・

ここより先・・・

どういたしましょう?」


円卓の上座に座すアテナ神が言う。


「そうですねえ・・・」


私が首をひねる。


「情報がないです。」


そんなとき・・・


「アテナ様!

猫座銀河中央ブラックホールの付近に、敵艦隊が!」


将たちは目を見開いた。


「されど、銀河連合艦隊が殲滅させたとのこと!」


従属神ニケが報告してくる。


「なれば・・・」


「敵もかわいそうに・・・」


アテナ神は、神のしてはならない笑みを浮かべ・・・


私はニヤリと笑う。


「猫」さながらに。


「アテナ様。

お気づきですか?」


「ええ。」


アテナ神は、立体映像を出す。


「くくく・・・

猫座銀河といえば・・・

私にとって庭ですよ。

つまり・・・」


敵は、横っ腹を殴るつもりが、丸腰で相手の盾を殴ったに等しい。


「我々に対して、鎧の弱いところを攻撃したつもりが・・・

ここって、宇宙でも有数の軍事・勢力が強いところですよ。」


私は奏上する。


「では・・・

このまま、惑星アルザイルのような惑星を開放しつつ、直進いたしましょう。」


アテナ神は、槍でアビス宇宙の「神域」が中心に描かれた立体マップを示す。


ちょうど、我々の進軍ルートと援軍で挟み撃ちになる格好だ。


「くくく・・・

よもや、「前と後」・・・

同時に立ち向かうとこなど不可能でしょう。」


アテナ神・・・


彼女は戦女神。


勇猛果敢な戦神ではなく・・・


智謀がモノを言う神である。


挟撃!?

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