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第3107話 餅ろん・・・
「おっと・・・」
セレーネ神は、「あえて」逃げ出す一隻の要塞空母艦を見逃した。
「ホントなら、殲滅したいところだけど・・・」
セレーネ神は、ぐるりと周囲を見た。
その気配を感じたセレーネ神一族・・・
「「「またつきまくってやるッ!!!」」」
鬨の声をあげる!
「では、降下!」
セレーネ神輸送戦艦「モチロン」は、惑星に降下する。
「そーれ!」
セレーネ神が、臼に杵を打ち付ける。
ぺったん!
杵をあげる。
その間に、エンディミオン神が餅をこねる。
「あれは、何をされておられるので?」
アルザイルは、私に聞く。
「餅をついておられます。」
一族総出で。
バニーガール姿のセレーネ神の子供たちによって、皆に振舞われていく。
よもや・・・
「ルナ神。」
「なーに?」
ちびっこいルナ神に声をかけた。
「ひょっとして・・・
地球から見える「ウサギが餅つき」をしている姿って・・・」
「うん。
一族総出で工事したよ!
そう見えるようにね。」
ガチかよ!
「いやあ・・・
セレーネ神の一族ってさ。
餅好きなんよ。
わかるよね?」
「餅ろん・・・」
そう答えるしかなかった。
「陛下。」
ワッフルが声をかけてくる。
「どうやら「懲罰艦隊」がまた暴れているようです。」
「では、アテナ様にご裁可を。」
これはとんでもないことになりそうだ。
くくく・・・
餅ろん!




