第3104話 奥義!黒猫斬刀!
ダム湖付近の山・・・
「・・・というわけで・・・
アテナの艦隊と、勇者ファミア・勇者アルテの地上から時折の支援で、敵は駆逐しているが・・・」
アレス神の支援要請だ。
「わかりました。」
私は、印を結んで呪文を唱える。
「我の識る全ての神々よ・・・
我の前の敵を斬り伏せん!
黒猫斬刀!」
悠久の図書館をコアに、幅6m、全長7mほどのナタのようなドス黒い光の刃が出現した。
「にゃふふふ・・・
どりゃああああああああああああああああああああああッ!」
アレス神と敵の神が戦っていた。
実力伯仲で、きりがない。
そのときだ。
巨大な光の刃が飛び出してきて、その神を叩き斬った!
「ま・・・
マジか!?」
「畏れながら、マジであります。」
ドン引きのアレス神。
「おかしいだろ・・・
あの魔法・・・」
襲ってくる戦艦を斬り捨てる。
そのうち、刃の座標に攻撃が集中するが・・・
地上・・・
「まったく・・・
こんなレーザーやミサイルは注文しておりません。」
私はニヤリと笑った。
「猫」さながらに。
「したがって・・・
返品一択ですね。」
耳がぴくりと動く。
「至高の返品ッ!」
宇宙空間・・・
「どわあああああああああああああッ!?」
アメテは仰天する。
なにせ、攻撃した艦が片っ端から「当然のように」撃沈していくのだ。
ミリアム:攻撃は「返品」です。




