第3099話 祭祀惑星エリュシオンでは・・・
祭祀惑星エリュシオン・議会神殿・・・
「ゼウス神よ・・・
人が悪いのお・・・
アテナ神を指揮官として送り込もうとは・・・」
オーディーン神が、ゼウス神に言う。
「しかも・・・
配下につけた人間も、負けず劣らずのとんでもない者ばかりではないか。」
「くくく・・・
それくらいでないと、務まらんわ。」
悪い笑顔だ。
この二柱・・・
それぞれの神話では、「最高神・全能神」である。
そのときだった。
「ふい~・・・
疲れたぜ・・・」
肩を鳴らしながら、アレス神が歩いてきた。
「何もしておらんくせに。」
「うるせい!
ほい!
交代!」
「うむ。」
アレス神とマルス神は、入れ替わって、アビス宇宙に向かう。
「ほほお・・・
オリンポスには、「同じ役割の」神が二柱おるのか。」
オーディーン神は、感心する。
「おうよ!
だからこうやって疲れる仕事は、ローテーションでだなあ。」
それをアルテミス神が見ていたが・・・
「うあ・・・
敵も大変だな・・・
兄貴と舐めてかかったら、クソ真面目のマルスとか!」
「ええ。」
セレーネ神と相談しているではないか!
「では、私は一族郎党で「月餅」を量産して賄いをしましょうか。」
セレーネ神のウサギ耳がぴこぴこ動く。
「「月のウサギ」だけに?」
「ええ。」
「君・・・
その杵で戦ってたよね?」
「ええ。
伝説の「月のウサギ」なので。」
アルテミス神は思った。
リシテアールのウサギ共は、鍬やらなにやらで戦っていると・・・
アルテミス:ウサギだろ!?
なんで武器が違うの!?




