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第3055話 ジョルジュと手合わせ

「・・・で、僕と手合わせかい?」


「はい。」


アメテの言葉に、イヤそうなジョルジュ。


「確かに僕は三賢人では最弱だけどね・・・

君・・・

思い違いをしてるよ。」


「思い違い?」


ずずんと、体重が増えた気がする。


「お・・・

重いッ!?」


重力魔法ヘヴィグラビトン

こう見えて僕は暗黒魔法の使い手さ。

それと・・・」


ジョルジュは、腰かけた椅子から立ち上がる。


「科学導師・・・

科学者が強いとダメという法はないよ。」


強そうには見えない。


が・・・


「これでも僕は何万年も生きていてね。」


「!!!」


知らぬ間に、ジョルジュはアメテの背後にまわっていた。


「ネズミってのは、すばしっこいもんさ。

それとね。」


「えッ!?」


ジョルジュは、手刀をくりだした。


すんでのところで、アメテは左腕で防御する。


「うッ!」


腕がしびれる。


「おや?

この程度でかい?

と、言っても加減したけど。」


「か・・・

勝てない・・・」


アメテは、跪いた。


「ま・・・

敗けです・・・」


「おやおや・・・

これでも、「悪の大魔王」時代は、多くの勇者が挑んできたもんだ。

とはいえ・・・

こうして負けを認めるのもなかなかできないさ。」


言うとジョルジュは、回復魔法をかける。


「さて。

君は学生だそうだけど・・・

生物を確実に殺す方法を知っているかい?」


「毒でしょ?」


「違うね。

遺伝情報を消してしまうのさ。」


科学者が強くて悪い法はない!

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