第3054話 鉄砲玉のミハイルを止められるか!
「え?
これが銃剣ッ!」
ミハイルは、銃剣モードにライフルを固定し・・・
突っ込む!
「うくッ!」
なんとか神波動剣で止めるアメテだが・・・
ずりずりずり・・・と、後退していく。
「わあああああああああああああッ!」
ものの見事に吹っ飛ぶアメテ。
それをアロームが受け止める。
「勝負あった!
勝者、ミハイル!」
ファルティアが宣言した。
「くはああッ!
戦場じゃ負け知らずなのに!」
だが・・・
「でも、それは・・・
相手が「敵」ばっかだからにゃ。」
「え!?」
「今、ここには・・・
あちしより強いヤツがゴロゴロいるにゃ。
ヘタすりゃ、神級の実力があるのが・・・
キティルハルムのミリアリア・イスレ・キティルハルム陛下にゃ。」
ミハイルは、ライフルを空間収納にしまう。
「あ・・・
あの陛下が!?」
「あちしが言うのもなんだけど・・・
あのお方・・・
「猫」かぶってるにゃ。」
「「猫」だけに?」
そうなのだ。
「え?
この前なんて・・・
アテナ様に「賄賂」渡してましてけど?」
「アレは、キティルハルムの民の習性と、「お遊び」にゃ。
猫って、飼い主や「上役」に獲物をもっていくし・・・
持って行ってるのは・・・
アンコの入った「もなか」にゃ。
銘柄は「山吹色のお菓子」にゃ。」
「が・・・
ガチのお菓子!?」
「王と神がこういう遊びをしてはならぬという法はないにゃ。」
「猫」でした!




