第3052話 ガンダール・ファルティアⅡ
「陛下!
最後の艦隊がそっちにいったぞ!」
声をかけてきたのは、バロメッツ公である。
ファルティア帝国にて、養蚕・紡績・綿花を一手にまとめる人羊族の王だ。
筋肉隆々の男で、肉色のマントをまとい、「旗艦マトン」に座上していた。
ミハイルが彼のことを説明しようとしたら、レディ〇〇と言われて落ち込んだこともある。
「心得た!」
ファルティアの新型機であるガンダール・ファルティアⅡは、宇宙空間を飛ぶ。
「なるほど。
これが小型化というやつか。」
基本性能は変わっていないはずなのに、機動性が向上している。
「さて・・・
旗艦ファルティア!
神波動閃熱砲を!」
「了解!」
旗艦ファルティアから、ギガスサイズの神波動閃熱砲のランチャーが射出された。
軽快な運動でこれを受け取る。
がっちりと構えて、敵残存艦隊を狙う。
「「神をも恐れぬマッドサイエンティスト」は、巨神の兵器までつくったか。」
試作型のそれに、神波動を充填させる。
「き・・・
機動兵器の一機・・・
将と思われる機体が我が艦を狙っています!」
艦隊司令座上艦のオペレーターが悲鳴をあげた。
次の瞬間・・・
「発射ッ!」
ファルティアの一撃が、敵旗艦どころか・・・
残存艦隊全てを破壊しつくした。
「ファルティア陛下。
後の烏合の衆は、「逃げ帰った」ようだぞ。」
バロメッツ公が報告してきた。
「「猫」の怖ろしさ・・・
身をもって知ったか・・・」
ギガス工兵隊の武装です。




