第3035話 艦隊司令代行
ミリアリア艦橋・・・
ここで、ユニィが操縦席でトリガーを握っていた。
「ユニィ。
リケ神のピースフルリケ、ダルタニアンのナイトダルタニアンが、砲撃体制に入るのを確認した!」
「了解なの!
父様!」
ユニィは、つぶやく。
「私も・・・
次期女王はの!」
神波動を高める。
「全艦!
今、母様の言ったとおりに・・・
悠久の図書館発射と同時に、一斉掃射なの!」
神波動が充填されていく!
「神波動閃熱砲・悠久の図書館発射なの!」
ガキンツ!
ユニィが、悠久の図書館を撃った。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
艦隊からの一斉掃射・・・
ユニィが撃ったと同時に・・・
「神波動閃熱砲・平和神の怒り発射にゃ!」
リケ神が撃つ。
銃士隊旗艦のナイトダルタニアンからも、放たれる。
「な・・・
なんだこの一斉掃射は!?」
「オ・・・
神波動の集積・増幅砲か・・・」
総司令の疑問に推論を述べる直前・・・
総司令ごと副官は、強烈な光に呑まれる・・・
「海猫隊始めとする機動兵器隊は、敵残骸を回収。
なんなら、神聖私諒海賊艦隊に、分析を兼ねて売却しても構いません。」
ミリアム女王は、機体内から言う。
銃士隊の「やれやれ・・・」という声や・・・
海猫隊の「話せるにゃ!」
という声が・・・
「ねえ・・・
陛下・・・
これって「私諒行為」とか「火事場泥棒」とか言わない?」
アメテが言う。
「私がいくら科学導師でも、わからないものはわかりません。
こうやってゆるくしないと、ダメなこともあります。」
ユニィ、撃った!




