第3033話 ハルカ神とファクトリア
ケトシー宮廷・・・
「反吐が出る話ですね。
私やジョルジュも散々やりました。
が・・・
さすがに、人間をそれ専用につくって、機械と接続するようなマネはしませんでしたよ!」
ハルカ神が憤慨する。
「そうにゃ!
あちしも「神をも恐れぬマッドサイエンティスト」と言われるけど、そこまでやらんにゃ!
やろうとして陛下に怒られたけど。」
ファクトリアも激怒している。
って、やろうとしたんかい!
「どういうことですかな?
ハルカ神に、ファクトリア閣下。」
ケト女王の側近が聞く。
「例えば・・・
この宇宙の機動兵器やウチの宇宙の機動兵器・・・
これを脳波や神波動を直接操縦システムにしてしまえば、パイロットはこの兵器をまるで「皮膚か服」のように扱えるにゃ。」
「それが、この手の操縦システムメリットです。
しかしながら・・・
単なる操縦データならいざ知らず・・・
痛覚までも、パイロットに伝達する必要はありますか?」
「それは・・・」
「しかも・・・
直接、義肢と接続するなど・・・
非人道的にもほどがあります!」
ファクトリアとハルカ神が、側近に説明する。
「当たり前です。
あのような兵器・・・
機体のダメージが、自分に全て降りかかるようなものです。」
アテナ神が、額をおさえた。
「満身創痍のダメージをくらっても・・・
最悪、機体を棄てて逃げることもできましょう。
ただ・・・
その段階で、あの機体のパイロットは無事ではすみません。」
コレ、ガンダムのとある部隊を参考にしました。




