第3021話 ところ変わって
「ナトリウム光線」ッ!
ナキ機が、敵機を破壊する。
またやってんのかい!
そのあとで、ミリアリア艦が右タラップを敵艦隊に向ける。
「裁きの吹雪!」
敵艦隊が瞬時に凍り付き、粉々になっていく・・・
「な・・・
なんだ!?
あの魔法は!?」
艦隊司令たちは、恐怖する・・・
「にゃーははは!
陛下の裁きの吹雪・・・
イケてるにゃ!」
ナキがバカ笑いする。
凍らせた対象を、そのまま砕くという魔法もなかなかないのではいか。
「銃士隊・・・
攻撃ッ!」
ミリアリア級二番艦のナイトダルタニアン。
その艦長にして銃士隊隊長のダルタニアン・アルムが叫ぶ。
銃撃型、砲撃型の機動兵器が、敵艦を次々と爆散させる。
新型機のキティルクリューガーと、キティルブラストだ。
「神波動閃熱砲・騎士の咆哮・・・
発射!」
すでに変形している、ナイトダルタニアンが、砲撃する。
「ば・・・
バカな!
このわずかな戦闘で、ここまで数を減らすとは!」
敵総司令が、汗をぬぐう。
「もう、半分だぞ!」
約340万にまで総数が減っている。
「くくく・・・
殴ったならば・・・
「殴り返され」なければならぬのですよ。
あなたがたはよっぽど、戦好きなのですねえ・・・」
私は目を細めた。
「猫」さながらに。
再び銃士隊登場!




