第3014話 電柱・・・
「電柱・・・
それは・・・
特に意味はないにゃ!」
ずるッ!
皆がコケた!
「最初の頃・・・
あちしは自分で投げたりしてたにゃ・・・
気付いたら「電柱砲」が完成してたにゃ!」
リケ神は笑う。
「気付いたら、工場をつくって自分で生産してたにゃ!」
「アホですかあなたは!」
アテナ神がツッコんだ。
「にゃーははは!」
ごまかすリケ神。
「これでも・・・
効果はあるのですよ。」
私は、冷や汗をぬぐいながら言う。
「事実・・・
あなた方との戦いで・・・
私以上に非常識な戦いをした人たちが多かったはずです。
対処できました?」
ケト女王は、以前の戦いを思い返していた。
「そういえば・・・
敵同士だったころだけでなく・・・
味方になっても振り回された指揮官が多かったような・・・」
「とくに我が王国にはそういう指揮官が多いのです。」
兵器そのものよりも、非常識な戦術を使う指揮官や神が多かった。
「さらに・・・
偵察を単騎で行える者もいますよ?」
私は、空中を飛んでいた唐揚げさんの首を掴んだ。
「ぐえッ!
陛下・・・
いいかげんに「それ」・・・
やめてくれねえか?」
「ニ・・・
ニワトリが・・・
しゃべった!?」
おどろくケト女王。
「こういうのもいるんですよ。」
「まったく・・・
フツーに呼んでくれよ・・・」
ぶつくさ言う唐揚げさんだが・・・
「おや?
彼のチョーカーの装置・・・
カメラですね。
高性能のドローンのような。」
「ええ。
「電動虫」と言います。」
出ました!
唐揚げさんと電動虫!




