第2998話 それは継承か
「では・・・
いくぞ!」
そのシェス神の声と共に、24柱の神々の神波動が高まり・・・
閉鎖空間になる・・・
「こ・・・
これは・・・!」
「父上。
このタルタロス宇宙のコア空間に、深淵の図書館を構築いたしました。」
フォーチュナー神が、杖を掲げた。
トト神がウリナラース神を見つめた。
「これであなたは、タルタロス宇宙の「不要物」となった。
さらに・・・
ここの書物は・・・
破壊すると、宇宙が削られる。」
「お・・・
おのれッ!」
ウリナラース神が無数の光球を撃ってくる。
「にゃーッ!」
ナキが片っ端から拳をぶつける!
「ミケランジェロ家奥義!
百裂猫パンチ!」
ただの神波動がこもった高速パンチだ。
「マジ!?」
ルカ神がびっくらしている。
この機だ。
悠久の図書館が、弓に変化する。
「そうか・・・」
「うん。」
「タルタロスの運命神の意に従い・・・」
私たち三賢人が、神波動と魔法力を込める。
「創世の光とならん!」
私は弓をひきしぼる。
「どうする気だ!?」
「侵略の機を狙っていたのでしょう?
古いのですよ。
その考えは!」
フォーチュナー神の神波動が、弓に注がれていく。
「「「だりゃあああああああああああああッ!」」」
神々と人間の神波動が、ウリナラース神に直撃する。
これが・・・




