第2992話 発想の転換
「そ・・・
そうだ・・・
攻撃に使えるということは・・・
防御にも転換できるといること・・・!」
私は、はっとした。
「そういうこと。」
ルカ神は、にっと笑う。
「さて・・・」
ルカ神は、右手に赤い炎。
左手に黒い炎を出す。
「こ・・・
これは・・・
まさか!?」
ジョルジュが驚愕する。
「君ら人間も使うよね。
僕ともう一人の炎の女神の術。」
この二つを合成し・・・
「聖魔大爆炎!」
途方もない爆発を起こす。
「続いて・・・」
アリーナ神も右手から輝く凍気を・・・
左手から黒い凍気を出す。
これを合成し・・・
「審判の氷結!」
この二つが融合・・・
「ぐああああああああああああああああああッ!?」
ウリナラース神の体表が砕ける。
「こ・・・
小手先の術で・・・」
「残念だけど、あなたは強化しようとしたあまり・・・
物質的に逆に弱まったみたいだよ?」
ルカ神が言う。
「そうか!
それに今は・・・
ガイア様に断続的に攻撃されて、多少なりとも再生に力を取られている・・・!」
そういうことなのだ。
「うぐぐ・・・」
「爪の甘い神様にゃ。」
ナキが言うが・・・
「字が違う。
「詰めが甘い」。」
そこでナキは・・・
「聖魔核融合ッ!」
特大の爆裂魔法をぶっかます!
「にゃーははは!」
ナキのバカ笑いがひびいた!
よもやの氷炎!




