第2989話 敵主神
「最終隔壁・・・
破壊完了です!」
キャノンの声が響いた。
そして・・・
そこにいたのは・・・
「機械と融合している・・・
貴様が混沌神ウリナラースか!」
シェス神が、剣を向ける。
「さよう・・・
創造神王よ・・・
侵略が目的か?」
「侵略してきたのはそちらであろう?」
シェス神は、機械と一体化したウリナラース神をぎろりとにらむ。
「ですね。
そもそもこちらは、守りに徹し・・・
そちらが侵略の意思を棄てるまで待っていたのです。
しかし・・・
執拗にそちらは攻めてきた。」
私が言う。
「そういうことだ。
撃っていいのは、撃たれる覚悟のある者だけだ。」
アルナスは、刀を抜く。
「だよねえ・・・
この宇宙にもあるのかな?
「目には目を歯には歯を」って格言。」
ジョルジュは、印を結ぶ。
「あるワケないにゃ。」
ナキは、「お食事」と刀身に書かれた剣を出す。
「迷剣「お食事剣」にゃ。」
「ふざけるなッ!」
ウリナラース神は、無数の魔法とレーザーを撃ってきた。
「ならば・・・
奥義・ティアムレットバースト!」
アルナスは、無数の連撃で叩き斬る。
「ナトリウム光線!」
ナキが撃つ。
「砲兵隊・・・
攻撃!」
砲兵隊の砲撃が、ウリナラース神に命中する。
「ぐ・・・
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
「畏れながら・・・
我ら・・・
神殺しですゆえに。」
私は、悠久の図書館を構えた。
ついに!




