第2986話 一体化始まる
「ぐ・・・
おおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
ウリナラース神の身体に、無数のコードが刺さり、神波動を高める。
「くくく・・・」
祭祀惑星ウリナラース宙域・外苑・・・
「ま・・・
まずい!」
ガイア神は、そのただならぬ事態に、気が付く。
「え?
ま・・・
まさか・・・
はい!
了解でございます!」
シェス神は、ガイア神からの通達に驚愕する。
「どうされました?」
私は、青褪めたシェス神に尋ねる。
「うむ。
とうとう「融合」を始めたようだ。」
「では・・・
急がねばなりません。」
答えたのは、アルナスだ。
「隔壁が続いているにゃ。」
測定器を見たファクトリアが言う。
「ならば・・・」
アルナスが、その鉄拳を壁にぶつける。
大穴が開くが・・・
「これでは足りんか・・・」
言ったところで・・・
「アルナス卿!
そこを退避お願いします。」
アルナスが振り返ると、神波動砲で武装した機動隊のようなキティルハルム銃士の一団がいた。
「陛下!
シェス様!
キャノン・アルム以下キティルハルム砲兵隊到着いたしました!
攻城部隊として参入いたします!」
隊長である女性が言う。
猫耳用ヘルメットと迷彩服。
そして機動隊のような風貌だ。
「砲兵隊・・・
チャージ!」
全員が構えた小型ランチャーに神波動エネルギーが、充填されていく。
「隊長!
完了です!」
副長の報告を聞き、うなづくキャノン。
「撃てッ!」
言いつつ、自分も撃つキャノン。
通常の神波動攻撃を上回る光が、アルナスの開けた穴に飛び込んんだ!
アルム一族のエリートです。




