第2982話 人間の進化の形
「我々の宇宙では・・・
どういう理論か・・・
人間の進化が極まると・・・
神か神獣に近い姿になるらしい。
検証の余地はある!」
言うと、アルナスは斬りこむ!
「ぐおッ!」
剣神は、攻撃を受けきれなくなる。
「おおおおおおおおおおおッ!」
剣神の姿が、竜と人を合わせた姿になる。
「おおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
斬りかかってくる剣神。
しかし・・・
「夜景斬刀!」
アルナスの振るった刀が、剣神の胴を斬っていた。
「か・・・
混沌魔法・・・
だと!?」
上半身だけ落ちた状態で、剣神はつぶやく・・・
「似ているが違う。
英霊魔法。
自身が知る神々から、亜神や英霊を介し力を得る魔法だ。
実質・・・
「神」を斬る魔法だ。」
剣神は崩れ落ちる・・・
そこでおもむろに「エンペラーコブラ48時間」を懐から出し、アルナスは一気飲みする。
「そーいうの・・・
やめたほうがいいのでは?」
シェス神が言う。
「お言葉だが・・・
神酒とかより安全ですな。
あの味は、成分はともかく・・・
人間には「毒」ですので。」
それこそ「毒」のある言葉でアルナスは答える。
「このタルタロス宇宙も可能な限り検証したい。」
刀を納めるアルナス。
さらに・・・
「銃撃魔導士隊・・・
撃てぇッ!」
ジョルジュの命令で、人鼠の部隊が、神波動銃を一斉発射する。
その攻撃は、神兵たちをいくらか殲滅した。
アルナスは、勇者の家系なんですよねえ・・・




