第2978話 鉄砲玉の女
「こ・・・
この女・・・
ぶっ飛んでるぞ!」
タルタロス宇宙の神兵の一柱が言う。
「にゃッ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
ミハイルは神波動盾を展開して特攻。
言った神兵をぶち抜いた。
「ミケランジェロ一族に、そーいう指摘は禁句にゃ。」
ミハイルは、ニヤリと笑う。
「猫」さながらに。
「なぜなら・・・」
ミハイルは、印を結ぶ。
「召喚!
鉄拳爪!」
両腕に、爪を生やしたガントレットが出現する。
まるで、超人マンガの戦闘人工頭脳のようだ。
「ぶっ飛ぶにゃ。
あちしはミハイル。
「鉄砲玉のミハイル」にゃ!」
だんッ!
床を蹴り、飛行魔法で「飛ぶ」!
「ぶち抜くにゃ!
奥義・ミハイルスナイプ!」
目にも留まらぬ速度で「ぶっ飛ぶ」ミハイル。
「あ・・・
あの野郎・・・
ガチの「鉄砲玉」になりやがった・・・」
ショータが、神兵を斬りながら絶句する。
なぜなら・・・
「こ・・・
こいつ・・・
直線状の敵を一列にぶち抜きやがった・・・」
なんと・・・
一列に並んだ敵の上半身と下半身を「分断」してしまったのだ。
「ミケランジェロ一族に、変なことを言うと・・・
「そういう」攻撃で死ぬと心得るにゃ。」
ミハイルは、ニヤリと笑う。
「化け猫め!」
「誉め言葉にゃ。」
ミハイルの笑みは、不気味だった。
鉄砲玉のミハイル!
あれ?
この技・・・




