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第2970話 判決の前に

「どうやら決まったようだ。

後は、この惑星の法に基づいて判決を出すだけだが・・・

テミス様。

発言をよろしいか?」


ライティアが言う。


「発言を許可します。」


テミスの言葉にうなづき・・・


ライティアは、ニヤリと笑う。


仮にも「大公」のしてはいけない表情だ。


「さて・・・

どういう判決かはさておき・・・

私が提案したいのは・・・

これだ。」


四枚場のギロチンが映し出される。


「コレなるは、一の刃、二の刃、三の刃が首を切断しない。

最後の四の刃がとどめをさす。

もっとも・・・

この断頭台は・・・

惑星リシテアールにて使用予定だったが・・・

結局使用されなかった。」


「なぜだ!?」


「あまりにも組み立ての時間コストがかかり過ぎたからだ。

が。

我が祖母・・・

キティルハルム女王ミリアリア・イスレ・キティルハルム陛下が、完成させておられる。」


「私は・・・

無実だッ!」


ぴこんッ!


ハンマーの音が響く。


「被告人は静粛に!」


ここで、テミスは・・・


「うーむ・・・

コレ・・・

全部だと、何回死刑にすればいいのかしら・・・」


資料をみて頭を抱える。


それほど重罪だったのだ。


「・・・・・!」


「コレ・・・

忠実にやると・・・

ヘタすると灰も残らない・・・」


その言葉に、顔面蒼白になるグラドラン。


言いながらも・・・


テミスはグラドランの表情を見ている。


そして・・・


ぴこんッ!


ハンマーで机を叩く。


「半ケツ刑の上で、永久懲役!」



出たよ・・・

四枚刃のギロチン・・・

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