第2963話 炎と吹雪
「ふざけるな!
誰が・・・
誰がこの地位を棄てるかッ!」
グラドランは、吹雪の魔法を連発してきた。
「そうですか。
それが返答ですね。」
私の右の五本の指の指先に、火球が出現する。
「こ・・・
これは・・・
光輝火炎弾にゃ!」
ナキが仰天している。
「はああああああああああああッ!」
そのまま、相手に投げつける!
「五指爆炎弾!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
「うおおおおおおおおおおおおおッ!?」
グラドランは、氷のスクリーンで防御する。
「やりますね。
これならどうです?」
私は、左の五本指から凍気を発生させる。
「永久凍結針!」
縦横無尽にクリスタルのような氷が乱舞する。
「お気をつけを。
この氷は・・・
触れると、「意識と生命活動を完全に保ったまま」凍結しますゆえ。」
私はニヤリと笑う。
「猫」さながらに。
「このクソ猫がッ!」
そこに・・・
「にゃーははは!」
ナキが、グラドランの頭上に、「ウンコフィギュア」を大量召喚している!
「アホだ・・・」
そのまま、グラドランに向き合う。
「このアホの前で、「クソ猫」などと言わぬように。
大量のウンコフィギュアを召喚してきます。」
「やってから言うな!」
私は、悠久の図書館を振るい・・・
床に突き立てる!
デタ!
ナキのフィギュア!




