第2957話 ミハイル・ミケランジェロ無双!
「いくにゃ!
愛馬・ミサイルよ!」
ファルティア帝国の切り込み隊長・・・
「鉄砲玉のミハイル」は、機械軍馬ごと自らを神波動盾で覆った!
「にゃーッ!」
ドゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオ・・・
敵の戦車隊の砲撃をものともせずに、突っ込んでいく!
「あのアホが!」
主君であるファルティアが、頭を抱えた。
「家臣を気にしている場合かッ!」
敵騎士が斬りかかってくるも・・・
ファルティアの機械軍馬はくるっと旋回。
そして・・・
「し・・・
尻尾だと!?」
ファルティアは、尻尾で敵騎士の腕を巻き付け、空に固定した。
「ダメではないか?
敵の将の首を狙うなら、自分の身の安全も気にせぬと。」
そして、騎士を見ると言う。
「あの女は、「鉄砲玉」とか「ミサイル」とか呼ばれておる。
「名は体を表す」というヤツだな。」
そんなことをするうち・・・
「にゃーははは!
このミハイル様に武器はいらんにゃ!
なぜなら・・・
あちしこそ・・・
「ミサイル」にゃ!」
高笑いをする、ミハイル。
「やっぱ、閣下・・・
ミケランジェロ一族です・・・」
人狼の女性で、銃を構えたマラミュートが、襲い掛かってきた敵を殴る。
「そのうち・・・
かの「ナトリウム光線」でも使うんでしょうか・・・」
味方は、ミハイル「だけ」を見ていて、よそ見に見えて敵を返り討ちにしている・・・
鉄砲玉のミハイル見参!




