第2943話 光と闇の神聖力
「フフフ・・・
我々、稲荷神は・・・
「神」と言ってもその実・・・
性質は「人間」に近いのですよ。」
ホリィは、さらに構え・・・
神波動を高める。
「だから、亜神級ほどでないにしろ・・・
混沌魔法を使用できますね。」
言うと、右手で空中に「魔法紋」を描く。
「これは・・・
デイブランド神系の、刺繍防御紋と同じモノですか。」
ノワール神が言う。
「そんなところですか。
これは・・・
積層型立体魔方陣。
リシテアールの民の言うところの・・・
「儀式魔法」に匹敵する術と・・・
「通常神霊魔法」の間に位置する魔法です。」
「はッ!?
そ・・・
それは・・・
よもや・・・
レイスト一族の「神魔斬刀」や、天空の勇者の「夜風裂刀」のとうな・・・?」
ノワール神が、目を見開いた。
「儀式魔法の怖ろしいところは・・・
「発動条件」が厳しいのです。
「必ず用意しなければならないものorやること」が重要。」
その立体魔方陣は・・・
「これは・・・
サンダルフォン・・・
オファニム・・・
メタトロン・・・
三大熾天使の紋!」
そう・・・
この術の条件・・・
使い手が「荒ぶる神」であること。
最大級の天使の紋を描くことだ。
「生命の樹よ・・・
全ての神の法の法のもと・・・
人の紡ぐ御業をこれに!」
そして、解き放つ!
「大分子崩壊!」
究極攻撃呪文!




