第2934話 軍神ベルヘルム
旗艦ベルヘルム・・・
「なんだ!?
あの神々は!?
こちらの手の内をこどごとくつぶす!
あの総大将のシェス神といい・・・
芸術神のミケランジェロ神といい・・・
ワケがわからんッ!」
軍神ベルヘルムは、悶絶していた。
「べ・・・
ベルヘルム様!
神仏艦隊の「アグネアの矢」で外縁艦隊の一割がやられました!」
オペレーターが、悲鳴をあげる。
一方・・・
「にゃーははは!」
駆逐艦に、ミケランジェロ神がとりつき・・・
「や・・・
やめろおおおおおおおッ!」
駆逐艦の艦長が叫ぶも・・・
「やめねえにゃ。」
言うと、ミケランジェロ神はノミを打ち込む。
「最大出力」で。
要塞空母艦エレノーラ・・・
「ああ・・・
圧倒的ではないですか・・・」
ハルカ神が言う。
が・・・
「そのセリフはやめておけ。
「負けフラグ」だぞ。」
シェス神が言う。
「それよりも・・・
火力と機械天使の活躍が目立つ。
確かアレは、キティルハルムの技術だったな。」
「はい。
もともと、自立型無人機にAIを搭載したことから、リケ神が己の戦力として採用・改良したと聞きます。」
ノワール神が説明する。
「ギガス隊も、戦艦級の武装を多用して大暴れのようですね。」
「うむ。
彼らは、本来工兵だが・・・
その気になると屈強なのだ。」
特に・・・
「隊長のキュプロプスは、ゼウスの太刀持ちだぞ。」
これまたすごい。
「神と人が手を携えるのが、すばらしいのです。」
またミケランジェロ神が・・・




