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第2933話 創造神帝、予測済み

超弩級要塞空母エリュシオン・艦橋・・・


「・・・と、いうわけでした。」


ハルカ神がシェス神に報告する。


「やはりな。」


「やはりとは?」


シェス神にハルカ神は聞く。


「かつて、地球には財力で貴族の地位を買い・・・

のし上がった者たちがいた。

その一つが「メディチ家」。

その語源が「薬」なのだ。

手口が、妙に・・・

と思ったら、そういうことだったか。」


シェス神は、人間として転生を繰り返してきた神。


知っていたのだ。


「しかし・・・

イヤな一族ですね。」


だが・・・


「よいところもあったのだ。

芸術家、科学者、錬金術師を支援し、育てたのだ。

ハルカ神よ。

そなたは、自らの過去のこと・・・

どう思う?」


これには、ハルカ神は返答できなかった。


「かのレオナルド神も、彼らなしでは大成できなかったのだ。

それと同じように・・・

そなたも、他者が自分の過去を忘れてくれたとて・・・

否定できるのか?」


シェス神は、続ける。


「これが二面性というヤツだ。

さて・・・

これで、やっかいな敵はカタがついた。」


神族艦隊は、タルタロス宇宙の神族艦隊に対し、布陣を敷く。


「どうやら・・・

敵は「自前」の技術の比重が大きいようだ。

一方、こちらは人間の技術も積極的に取り入れている。」


そこで・・・


「いやあ・・・

このツナギもなかなかでしたにゃ。

ただの服に見えて、優れものにゃ。」


ミケランジェロ神が、ほくほくの顔で言う。


「くくく・・・

合流予定の人間艦隊に「楽」をさせてやらんといかんな。」


シェス神は、人の悪い顔で言った。

メディチ家は、薬で成り上がったそうです。

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