第2931話 ジャンキー
「うう・・・」
さらに、似非甘露を服用するメディスン神。
「があああああああああああああああああッ!」
「やれやれ・・・
パワーアップを求めたがいいが、判断能力まで喪失したにゃ。」
真顔になるミケランジェロ神。
そこで、ツナギのポケットから手榴弾を出す。
「星野鉄子愛用の、手榴弾にゃ。」
幾分小型化しているが・・・
「コレ・・・
ヤツが、バルカン重工にOEM委託生産して、各国軍に流してるにゃ・・・
どうやって生活費と旅費を稼いでいるかと思ってたけど・・・」
言うとニヤリと笑う。
「けど、センスはいいにゃ。」
ピンを抜いて、投擲。
さらに・・・
「聖魔核融合ッ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
手榴弾と魔法の相乗効果で、大爆発が起きる。
「があああああああああああああああああッ!」
肉片が飛び散っているが、再生が始っている。
「キモいにゃ。」
あまりのグロテスクさに、辟易するミケランジェロ神。
「だったら・・・」
無数のポケットから、神波動攻撃翼が飛び出る。
「にゃーッ!」
そう・・・
自分自身も、神波動弾を連発し始める。
「こうやって、再生の隙を与えなきゃいいにゃ!」
なかなかにえぐい攻撃だ。
これが実弾なら、いつか弾切れになるだろうが・・・
おいしいパイナップルです。




