表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3023/3270

第2928話 常識外れの芸術神

「にゃふふ・・・」


ミケランジェロ神は、両手を広げる。


両手にそれぞれ、神波動オーラを集める。


「このミケランジェロを舐めたら、1億倍になって返ってくると心得るにゃ。」


まるっきり、悪魔のような表情だ。


「ううッ!」


メディスン神は、完全にビビっていた。


「にゃーッ!」


右手の神波動オーラは、ハンマーに・・・


左手の神波動オーラは、ノミに変わっていた。


「お・・・

おおう・・・

カ・・・

混沌金属カオスメタル!」


「あちしは、芸術の神・・・

キティルハルムの商工の祖にゃ。」


事実、ミケランジェロ家の宗家の作業場には、使われなくて久しくとも、彼女が愛用したノミが神棚に飾られている。


「ぐおおおおおおおおおおおおおッ!」


メディスン神は、懐から小瓶を取り出す。


それを一気飲みする。


「お手向かいいたしますぞ!」


すでに座った目で、メディスン神はメスを握って斬りかかってきた。


「甘いにゃ。

チーズケーキよりも。」


ミケランジェロ神は、闘牛士の要領でかわし・・・


「!!!?」


すれ違っただけ。


しかし・・・


「メスを見てみるにゃ。」


「!!?」


そのメスの刀身には・・・


「オス、メス(・ ・)、ブス、カス」と流麗な文字で彫られていた。


「最近の子孫共は・・・

この程度もできんボンクラばっかにゃ。」


「無理です!」


当たり前だ。


むしろ、ナキやファクトリアがその域にいるとしか言えんのだが・・・


「にゃーッ!」


ミケランジェロが、ノミを振るう。


「!!?」


気付くと、艦橋内が、バロック彫刻風になっていた。



ミケランジェロ家の祖とは・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ