第2912話 二面攻略
祭祀惑星ボルテクス・ウリナラース神の神殿・・・
「な・・・
なんだと!?
奴ら・・・
二手に分かれて侵攻してきておるだと!?」
ウリナラース神は、激昂した。
恐れていたことがおこったのだ。
相手は、「神族」に対し、「神族」をぶつけ・・・
「人間」に「人間」をぶつけるつもりだ。
「しかもだ・・・
ミリアム女王は、情に訴える上・・・
理論的な戦術家だ・・・
常識は通用せん・・・」
宇宙連合艦隊・・・
「邪馬台国艦隊より報告!
説得に応じぬバーバリー帝国を討ち取った!」
邪馬台国皇帝ニニギ陛下からの報告だ。
「ご苦労です。」
私は、ニニギ陛下をねぎらう。
「ネオ・メカミクスより報告です。
機械帝国ベル・エルシアと協定をむすびましたぞ。」
エクセドル指令が、報告してくる。
「思ったより協力してくれる国が多いし、簡単に攻略できているの。」
ユニィが言う。
「殿下。
油断は禁物にゃ。」
ナキが言うが・・・
なぜか彼女は、トラ猫の着ぐるみを着ていた。
「ナキ閣下・・・
なぜソレ着てるの?」
「趣味にゃ。」
「ここは艦内なの。
士官室か、移乗艦内戦で着るの。」
「にゃ~・・・
これだと、ナトリウム光線いくらでも・・・」
スパーンッ!
私は、ハリセンでナキの頭をはたいた。
「例の」ハリセンだ。
「撃つな!
まったく・・・
あんな不健康かつ、燃費の悪い技使うな!」
思ったより順調に進んでいくが・・・
さて・・・




