第2906話 接戦!
エルシアス艦橋・・・
「総攻撃!
神々を正すのだ!
不可能ならば、殲滅あるのみだ!」
ティアスは叫ぶ。
「ぐおおおおおおおおおおおおおッ!
は・・・
反撃だッ!」
バルダーズゲートの命で・・・
「ほ・・・
砲門が・・・
全て・・・」
「砲門がどうした!?」
「三機の小隊に「盗まれて」います!」
「は!?」
そう・・・
「にゃ~・・・」
「いいパーツ使ってるにゃ。」
「神聖私諒海賊艦隊や、ネオ・メカミクスに高く売れるにゃ。」
言わずと知れた「泥棒猫」・・・
いや、「海猫隊」である。
彼女らは、バルダーズゲート艦の砲門という砲門を「盗んで」いたのだ。
「お?
ここなんぞ、いい感じにゃ。」
一人が言う。
「じゃあ・・・
あのエルフさんたちに、座標を教えてあげるにゃ。」
「はいにゃ。」
エルシアス艦橋・・・
「ティアス陛下!
あの砲門を盗みまくっている部隊から、データ転送です!」
「何!?」
ティアスは、当然の報告に驚く。
「どうやらここを狙えば、敵に致命傷を与えられそうです!」
ここで・・・
「当座標にロック!」
全砲門が、座標に向く。
「撃てぇッ!」
全火器が、「そこ」を撃ち抜く!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
「あの部隊は・・・?」
ティアスは、オペレータに尋ねる。
「キティルハルム艦隊の精鋭・「海猫隊」のようです。」
なお、エルフィリア艦隊は、海猫隊の二つ名を知らない。
泥棒猫推参ッ!




