第2905話 超魔王バルダーズゲート
「これが・・・
宇宙連合艦隊の歌か・・・」
巨大な要塞空母艦の主・超魔王バルダーズゲートは、息を飲んだ。
「よもや・・・
楽神を討ち取った猫の女王と平和神を前面に出してくると思いきや・・・
「自由神」を掲げるとは!」
バルダーズゲート眼前のモニター画面には、エルフィリア旗艦・エルシアスが見える。
「エルシアスに全砲門を向けろ!」
だが・・・
そこのメディル機と、随行するイノセンス機が・・・
「な・・・?」
不審なモノを感じるバルダーズゲートだが・・・
「かまわん!
撃てぇッ!」
メディル機に、攻撃が集中するが・・・
「この私に・・・
この程度の豆鉄砲が、効くとお思いですか?」
メディル機は、敵艦隊の攻撃を全てからめとる。
「どりゃあああああああああああああああッ!」
メディルの気迫と共に、「攻撃」は投げつけられ・・・
艦隊の一角が爆発炎上する。
「あ・・・
アレはなんだッ!?」
思わず、オペレータに怒鳴るバルダーズゲート。
「三賢人の一人の聖大魔王の子孫・メディルの術です!」
「は!?」
「あの網は・・・
カーボン製です!」
「そんな絹同然の素材で!?」
そんなことをしている間に・・・
「バルダーズゲート様!
エルシアスが・・・!」
なんと!
元々の随伴機と増援護衛のイノセンス機を伴い・・・
エルシアスが、目前にいた。
「エルシアスの全砲門・・・
こちらを照準を合わせました!」
服屋の小娘再び!




