第2903話 自由神艦隊と自由神聖歌隊
タルタロス宇宙中央区・・・
「だ・・・
だめだああああああああああッ!」
タルタロス宇宙エルフ国家エルファリアは、神々の攻撃を受けていた。
しかし・・・
「ん?
歌声?」
確かに、戦場にいる者たちは歌を聞いた・・・
「成功です。」
シェス神は、にんまりと笑った。
「しかし・・・
意地が悪いぞ貴公も。
よもや、名高き平和神の娘・・・
自由神ニケと言ったか。」
ブラスラー神が笑う。
惑星ミリアリア・ライティア大公領の艦隊の一角・・・
それは、歌の素養のあるイノセンス女性神官からなる楽団が存在している。
自由神聖歌隊である。
帰還フリーダム・ニケに、自由神ニケが座上し、美しい歌声を響かせている。
フリーダム・ニケ艦橋・・・
「ニケ様!
敵神軍・・・
未だ撤退しません!」
イノセンスのオペレーターが報告する。
「次にゃ!」
ニケ神は、道化師のソネットを歌いだす。
ミリアリア艦橋・・・
「あんた・・・
娘をよくこんな歌姫に育てたわね・・・」
「知らんにゃ。
ニケのヤツ、いつ聖歌隊をつくったのやら・・・」
私とリケ神の会話でこうだ。
「さて・・・
私たちは「敵」の駆逐を始めましょう。」
「にゃ。」
エルフィリア旗艦・・・
「う・・・
うわああああああああああああああッ!」
一隻の敵艦に砲門を向けられ、エルフィリア王ティアスは絶叫するが・・・
「え?」
その戦艦は、バカでかい神波動閃熱砲で粉微塵となる。
リケ神の聖歌隊です。




