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第2889話 王と女王

「三賢人だと!?」


「ふざけるな!」


下級議員たちが騒ぎ始めた。


だが・・・


リケ神に控えるテラがぎろりと睨む。


下級議員たちは、その覇気に呑まれる。


「暴竜王」の名は伊達ではない。


「ミリアム陛下の言われた通りです。

実力のない者・・・

力量のない者が吠えると。

見てごらんなさい。

政務卿方を。」


政務卿たちは、控えている。


「では・・・

どうすれば、こちらの提案を検討いただけるのでしょう?」


私は、周囲を目を細めて見た。


「猫」さながらに。


そこで・・・


「では・・・

私が女王陛下と模擬戦を行おう。

それでよいな?」


ベルヘルムは、皆に言う。


「は・・・

ははーッ!

ただちに準備いたしまする!」


そうして三日後・・・


特設コロセウムにて・・・


私は、悠久の図書館(エターナルライブラリ)といつものローブの姿。


ベルヘルムは、軽装鎧ライトメイルと騎士服という姿だ。


「はあッ!」


ベルヘルムは、神波動オーラを高めた。


狼俊足撃ウルフズファング!」


剣戟が、私を襲ってくる。


これは、トラルティール王国の人狼族ワーウルフの「狼牙爆裂拳」に近い。


ならば・・・


「奥義・女王の輪舞(ノワールステップ)。」


確実にかわしていく。


最小限の動き・・・


最小限の力で。


「「「え?」」」


政務卿数人が、何かに気付いたようだ。


そう。


これは、ただの回避技。


正当防衛ですらない。


「猫」は柔らかいのだ。


かわしてます。

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