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第2887話 ウォルフガング王国

ケトシー王国の付近・・・


天の川銀河で言うなら、アンドロメダ星雲にあたる場所に位置する銀河。


そこには、狼系の種族・ウォルフガング族の王国がある。


ウォルフガング宮殿・・・


「狼報です!」


人狼ワーウルフの伝令が、執務室にいる国王ベルヘルム・ウォルフガングに注進する。


「バカモノ!

字が違う!

「朗報」であるぞ!

して、朗報とはなんだ?」


若き人狼ワーウルフの王は、尋ねる。


「ははッ!

ケトシー王国が、神々の攻撃をはね返しました!」


「何!?」


ベルヘルムは、耳を疑った。


「向こうの亜神率いる連合軍と神々の混成艦隊を味方につけたようです!」


「向こうの亜神・・・

武勇のミリアリア・イスレ・キティルハルム女王、

文武両道のアルナス・ライテス科学長官、

叡智のジョルジュ聖大魔王か・・・

この三人・・・

「邪神殺し」の英雄とされるが・・・

どうするか・・・

我が国も、ケトシー王国に追従するか?」


考えるベルヘルム。


そして・・・


「よし!

政務卿たちを招集せよ!」


その言葉に、伝令ははっとなる。


「ことは国運を左右する!

皆の意見を聞く!」


「では・・・

緊急議会を開かれると・・・」


「そうだ!」


ベルヘルムは、王のマントを翻した。


「王のために民がいるのではない!

民のために王がいるのだ!」


英雄王とされる、ベルヘルムは、リシテアール連邦を代表とする宇宙連合といかに対峙するかを検討し始めた。

「王のために民がいるのではない!

民のために王がいるのだ!」とは、小説ドラゴンクエストVからです。

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