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第292話 価値観2

「教育だと!?

ばかばかしい!」


そういったのは、イグドラシルシティの大学総長・グランシルだった。


しかし・・・


「陛下は、言われたにゃ。

かつての地球・・・

そこで、ある賢者が太陽神の神殿にお参りに行き・・・

太陽神に会ったにゃ。

太陽神は、賢者の言われたにゃ。

「汝、無知の知を知れ」と・・・

その伝説を・・・

誰もが、相手のことを知らないにゃ。」


リケちゃんは、言う。


「それと、「己の欲せざること、他人に施すこと無かれ。」。

これは、「正解」だけど「間違い」にゃ。」


実験用マウス一号がうなづく。


「どういうことですか?

ご教授願います。

「三大賢人」殿?」


何かを悟ったような表情で、教皇が私たちに訪ねる。


ついでに言うと、「三大賢人」はこれより「公式名称」となる。



「はい。

例えば・・・

大抵の・・・

聖職者以外の女性に、貴金属を贈ります。

すると、喜ばれますね?

しかし・・・

この場合は、私たちキティルハルムの民は除外しますが・・・

相手が「アルナス卿」であればどうでしょう?」


皆が、アルナスを見る。


メガネをかけ、白衣を着て、リボンで結んでこそいるが、長い髪はボサボサだ。


「うッ・・・!」


「むしろ、不快になられるな・・・」


「それよりも・・・」


大抵が、こんな反応である。


「そういうことだ♪」


こういう反応をされると、大概の女性は不快感を表わすが、アルナスは上機嫌である。


「そう。

「自分がしてほしい」からといって、そうとは限らないということさ。」


実験用マウス一号が言うと、彼の白衣のポケットから実験用マウス二号が顔をだし、右手を壁に向ける。


手から光が出て、映像が映る。


そこには、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。」との文字が。


「基本の兵法ですね。」


リシテアール三賢人

キティルハルム女王ミリアム、

トラルティール科学長官アルナス、

実験用マウス一号の三名。

よい意味で、「超魔王の後継者」。

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