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第2883話 マッドサイエンティストよりの教え

「にゃあああああああああああ!?」


リケ神は、仕事でファクトリア・ミケランジェロの屋敷に詰めたことがあった。


その時のことを思い出した。



「リケ様は・・・

肉食獣と草食獣・・・

どっちが狂暴だと思うにゃ?」


「う・・・

うーむ・・・」


さすがのリケ神も返答できない。


「しかし・・・

あちしの結論は・・・

草食獣にゃ。」


「にゃ!?」


どういうことだ。


「ゾウなんかは・・・

キレた場合・・・

近くの村を破壊するにゃ。」


「マジ!?」


「マジにゃ。」


ファクトリアは続ける。


「実は・・・

肉食獣だって、生活が安定していれば、おとなしいにゃ。

けど・・・

その分、草食獣は・・・

なんかの拍子でキレるとヤバいにゃ。

防衛本能過剰・・・

とでもいうかにゃ?」


「そういえば・・・

ドラゴンシティの竜族は・・・

あんな外見で、知性的な生活してるにゃ。」


中には、ファクトリアのような冶金学の専門家もいるが。


「肝に命ずるにゃ・・・」



「うへえッ!

あのマッドサイエンティストの言ったことってガチだったにゃ!」


リケ神は、わめいた!


神官たちは震え上がる!


「陛下どころか、神々さえ一歩引く、「あの」マッドサイエンティストですか!?」


「勇気ありますね・・・」


神官たちが言う。


「科学神の学説だと・・・

彼女の屋敷の周囲は・・・

独特の「怪しい」神波動オーラで磁場が乱れているとか・・・」


「笑えん科学導師ジョークにゃ!」


「神々にもあるんですか!?」


テラがツッコむ。


その間にも、ステラの神波動オーラは高まっていく・・・

ファクトリアの屋敷の周囲とは?

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