第2881話 戦う楽神
「奥義!
スパイラルダンス!」
琴を奏でながら、ダンスでさばくオルフェス神。
「これは・・・
女王の演舞!」
「だし!」
テラとアロームが驚愕する。
「ありえない話じゃないです。」
ネズミ神官が、分析する。
「陛下の女王の演舞は、キティルハルムの「歴史」として磨かれてきました。
けど・・・
この神なりの研鑽なのでしょう。」
「然り!
「楽神」とは・・・
歌うだけにあらず!
おどることも武器である!」
即答するオルフェス神だが・・・
「楽神様・・・
お言葉だけど・・・
その自慢の攻防一体の踊り・・・
「タコ踊り」になってるにゃ・・・」
脱力状態のリケ神。
「!!!」
なんと・・・
オルフェス神の舞踊は、変なかわしかたを連発したため・・・
「タコ踊り」となっていた!
「こ・・・
これは・・・
この恐竜が悪いのだ!
華麗な舞を・・・
ッ!」
「お宝」に命中しそうになった、ステラの突きをかわす。
「戦闘に、カレーもへったくれもないにゃ。」
リケ神は内心思う。
(けど・・・
そういうときでも、陛下は華麗にかわすにゃ・・・)
そのとき・・・
ステラの表情が「正気」に戻る!
「火炎散弾!」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
倒れるオルフェス神。
オルフェス神の顔が、顔がちょっと焦げてる。
「く・・・
な・・・
なんだ!?」
オルフェス神は仰天する。
タコ踊り・・・




