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第291話 価値観

リケ・サンクチュアリの、リケのちゃんの霊廟改め、自宅の麓。


ここは、リケ神殿会合の間。


そこに学識のある者たちが集まっていた。


「皆様にお集まりいただいたのは、他でもないにゃ・・・

議題は・・・

キティルハルム女王陛下ミリアリア・キティルハルム、

トラルティール王国科学長官アルナス・ライテス、

あと、ネズミ・・・」


リケちゃんが、おごそかに語るが・・・


「大魔王・実験用マウス一号!」


実験用マウス一号が、訂正する。


「・・・失敬・・・実験用マウス一号が持つ、

「超魔王ガルアレートから託された、「記録装置」の最も危険な情報・・・

「価値観の相違による憎悪」から、生み出された感情を吸収するプログラムについてにゃ。」


「それは、この三人が揃っていることで、「危険」ではないのですか?」


鳥人族の女王・隼の大母(マザーファルコン)が訪ねる。


「いいえ。

どうやら、「持ち主」が同時に「そう願わないと」封は解けないようですにゃ。」


「しかし・・・」


「黙れ!」


言いよどむ、光竜神ストリアに対し、ウォルストが怒鳴った。


「そもそも、なぜ「超魔王」が誕生したか、わかっているのか!

そこの、竜神の責任ではないが・・・

ここにいる全ての者の責任なのだぞ!」


私はうなづき、立ち上がる。


「そうです。

ゆえに、キティルハルムやトラルティール、ラムンセンはそれを回避するため努力してきました。

「価値観の相違」・・・

それを、可能な限り壁を取り去る必要があります。」


「そういうことじゃ。

そもそも、ワシにしてもそうでなければ一度妻を「殺されて」はおらんわ。」


老師が、皆を睨む。


「では、何が必要なのです!?」


教皇が、アルナスを見た。


「「教育」なのだ・・・

現在は、魔法や科学の発展ばかりに気をとられている。」


「そこで、考えたよ。」


「はい。

「総合心理学」・・・

言い換えると・・・

「基本対人教育」です。」



それがまだまだ、欠けているのですね・・・

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