第2874話 ファクトリア驚異(恐怖?)のメカニズム
「ぐ・・・
ぐおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
その一斉掃射で、サタナス艦隊は消滅した。
基本、キティルハルムや銀河連合の可変艦は、その火器を満載しまくっており・・・
それを最大限活用できるのが、人型形態なのだ。
サタナス艦隊は、それを察知し、妨害しようとしたものの・・・
神々や亜神級の戦力に阻止されてしまい・・・
大火力で撃沈された。
「お・・・
おおう・・・
あれが・・・
あちらの随一の技術立国キティルハルムの魔改造か!」
「おお・・・
かつては憎い敵とも思ったが・・・」
「すげえ!」
ケトシー王国守備艦隊から、感嘆の声が漏れる。
そのとき・・・
オルフェス神座上艦・・・
「次は貴公の番だぞ?
たかだか人間の手で、「超魔王」が討たれたのだ。」
ニヤリと笑うシェス神。
「ぐ!」
オルフェス神は奥歯をギリリと噛んだ。
「おや?
このようなことをしては、あごを悪くするが?
それに、そなたは「楽神」であろう?
口や声は「商売道具」ではないのか?」
言っている間にも・・・
「音響艦、三隻撃沈されました!」
「防御艦全滅です!」
オペレーターの悲鳴じみた報告。
「こちらの宇宙でも「最凶」と言われる科学導師・・・
ファクトリア・ミケランジェロ・・・
「驚異のメカニズム」とさえ言われている。」
「お・・・
おのれーッ!」
オルフェス神は激昂した。
「人間・・・
なめるとロクなことにはならん。
特にキティルハルムの民は、「倍にしてなめ返す」からな。
「猫」だけに。」
ついに楽神様、キレました!




