第2864話 機械の魔女
サタスは、その要塞空母艦エレノーラを見た。
「な・・・
なんだとッ!?
「悪」の超魔王だと!?」
「他に例えようもないですね。
我々の宇宙には・・・
「正義神」の弟子たる「正義の大魔王」も存在します。
さて・・・
あなたと私・・・
どちらに戦闘の「分」があるか・・・
試してみます?」
そこで、サタスはブチギレる。
「全武装・・・
撃てぇッ!」
無数の砲撃が、エレノーラに向かったが・・・
次の瞬間・・・
エレノーラは、なんと・・・
弾幕で砲撃を防ぎ切った!
だが・・・
「ま・・・
まさか・・・
きさま・・・
反応がはやい!?」
艦自体の反応速度が、速すぎるのだ。
「もとは・・・
神々に、この世に戻るために頂いた身体なのですが・・・
機械に肉体で、管制と神波動動力供給を同時におこなえるのですよ。」
楪の魔女は、ニヤリと笑った。
「お・・・
おのれッ!
きさま・・・
「改造人間」かッ!?」
「違います。
「機械人間に「魂」をインストールしてあります。
いささか不自然な肉体ですが・・・
ミリアム女王のいうところの・・・
「綺麗ごとを言うための力」と割り切っていますよ。」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
強烈なエレノーラの「右ストレート」が、サタス艦をゆるがした。
「どうです?
これ以上戦っても疲弊するばかりです。
ここは退きませんか?」
ジョルジュ:圧倒的じゃないか!
エレノラは!




