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第2861話 黒猫の女王

「う・・・

うわあああああああああああッ!?」


一機の機動兵器グランデに、一機の機動兵器グランデが襲い掛かったが・・・


そんな時・・・


一筋の神波動オーラレーザーが、それを撃ち抜く。


「た・・・

助かった・・・」


その機体のパイロットは、レーザーを撃った艦を見た。


「きょ・・・

巨人?」


艦の艦橋を見ると・・・


「黒猫の女性司書」の紋章が描かれている。


やがて、艦から全周波数で演説が始まった。


「お初にお目にかかります。

私は・・・

「宇宙連合・リシテアール連邦の王の一人・・・

キティルハルム女王ミリアリア・イスレ・キティルハルムです。

度重なるそちらの侵攻に対して、戦ってきた女王です。

貴国の女王・ケト陛下は準備でき次第帰ってきます。

侵略を進める神々に正義はありますか?

死を強いる神々に、大義はありますか?

よって・・・

私は・・・

こちらの神々と後続の同胞と共に、貴軍の援護にまわります。

傷ついたり、損称したりした機や艦は・・・

後方の「病院補修艦」ホスピリティアに向かってください。」


病院補修艦ホスピリティア・・・


「ほほお・・・

これはまた・・・」


エルフの大魔導士と思われる、白衣の女性がどう見ても即死の兵を見る。


「ぶ・・・

部下は助かるのか?」


上官らしきパイロットが、彼女を見た。


「この程度・・・

問題ありません。」


大魔導士・・・


ハルカ神は、手をかざした。


すると、傷は塞がり、命の灯が戻る。


「これは、リシテアール三賢人の一人「聖大魔王ジョルジュ」にも使える奥義・「不死の法」です。

これ以上酷ければ、医神アスクレピオスに依頼するところでした。」


見ると、黒猫系の女医が、かなり荒っぽい感じでオペをしていたりする。


「ほほお・・・

オペをすませた後に、回復魔法ですか。

キティルハルムの医療も進んでいますね。

確か、ドリス・ミア医療総監と言いましたか。」




陛下参戦!

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