第2860話 侵略を強要されし者たちへ!
タルタロス宇宙・・・
猫人銀河・・・
ここは、唯一の向こうの銀河への「門」たるブラックホールが開いている銀河だった。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
また、機動兵器や戦艦が撃沈される!
「くそッ!
神々は何をやっているんだ!
これでは・・・
こちらの資源も人も枯渇するぞ!」
サバトラ系の人猫の艦長が悲鳴をあげた。
「おそらく・・・
我ら「平和の民」を駆逐して、橋頭保を築くつもりなのかもな。」
別の白猫系の艦長が言う。
そのときだ。
「う・・・
うわああああああああああああッ!」
「敵」艦隊の神波動閃熱砲の照準が、白猫艦長の艦を捉えたそのとき・・・
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
無数の神波動閃熱砲が、圧倒的多数の艦隊を蹴散らした。
それでも、まだ数は残っているが。
その次の瞬間・・・
モニター画面が切り替わり・・・
一人の神の姿が映った。
「こちらは、創造神族艦隊。
この艦は・・・
超弩級要塞空母艦・エリシオン級エリシオン。
我が名は・・・
創造神王・創造神帝シェスである。
今からそちらに、諸君らの主君が帰ってくる。
それまで持ちこたえよ。
我らは・・・
そなたらの主君の慈悲に打たれ・・・
無慈悲に「反撃」することをやめることにした。
「悪神」を除くため・・・
義によって助太刀する!」
超弩級要塞空母艦エリシオン・・・
六対の神波動閃熱砲砲門とドック兼タラップをセットにした空母を備えている。
もの凄いことに、艦隊司令を兼任するシェスを含める「上位神」12柱で稼働するのだ。
そればかりではない。
ドック兼タラップに、星間国家級の艦隊を収容でき・・・
無数に神波動閃熱砲を撃てる。
「お・・・
俺らって・・・
なんて連中と戦っていたんだ!?」
「しかも「一緒に戦って」くれるって!?」
ケトシー王国艦隊はざわめき立った。
やりすぎ?
ノン!




