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第2854話 イスレールの神話

「かつて・・・

ケトシー王国の礎築いた女性騎士がいました。

彼女を・・・

イスレールといいます。」


ケトは語った。


洪水で人類を滅ぼそうとした大神アクス・・・


神々と人類を滅ぼそうとした巨神族・・・


彼らに勝ったことで、彼女は大神アクスより「神に勝った者(イスレール)」との名を贈られた。


だが・・・


彼女の王朝は・・・


たった三代で滅びた・・・


「・・・という神話です。」


「ですか・・・

似たような神話があるのですね。

私もまた、「神」と大魔王たちを認めさせるための手合わせをして勝ち・・・

「イスレール」の名を戴きました。

が・・・

同じ意味の「イスラエル」の一族は、神の意を伝えようとしたあまりに、勢力を減じ・・・

その故郷の惑星の一地域の保護民族となってしまいました。

ゆえに私は・・・

「イスレール」の名を私一代のものとしました。

「英雄の子は英雄」でもよいのです。

しかし・・・

「親と同じ英雄」でよいのでしょうか?」


私は、ケトを見た。


「なるほど・・・

そうですね。」


会話が終わったところで・・・


「ケト女王陛下?

あなた様がよろしければ・・・

あなたの艦隊・・・

丸ごと、大改造してさしあげるにゃ?」


ファクトリアがニヤニヤと、邪悪な笑みを浮かべている。


「それは、改造とは言わんぞ!

「魔」改造って言うんだ!」


ジョルジュが真っ青になって叫ぶ。


「やめたほうがいい!

こいつは・・・

人類どころか、神々を探してさえいないマッドサイエンティストだッ!」





さすがファクトリア・・・

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