表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2942/3270

第2847話 なぜだ!

「なぜだ!

なぜなんですかッ!

艦隊が・・・

背後左右から!」


ケトがわめいている。


「当然です。

あなたは、私を「なぐる」のに夢中になって、私の仲間がいることを失念しています。」


私は、右の猫耳の毛を整えながら言う。


「目の前の敵を倒すのに執着して、周囲の敵にやられては話になりませんよ?」


なにやら、ジョルジュ艦隊の凶悪な新兵器とアリス艦隊の増強された部隊が大暴れしているようだ。


「そして・・・

あなたほどの女王・・・

わかっているのでしょう?

このような不毛な戦・・・

戦力どころか、多くの命を消耗することは。」


「黙りなさい!

この私が・・・

ここに来たのは・・・

自らの宇宙のこれ以上の破壊を止めるためです!

綺麗ごとを言うことはおやめなさい!」


そこで私は、すっと目を細める。


「猫」さながらに。


「では・・・

勝負をつけますか?

言っておきますが・・・

私は・・・

「綺麗ごとを言う」女王です。

だいぶ暴れましたが・・・

綺麗ごとを言う力もまた必要です。」


私は、ナキに声をかける。


「ガンダール・ミリアリアⅡを用意なさい!」


「はいにゃ!」


ナキは、デッキに通信を入れる。


「陛下が出られるにゃ!

ガンダール・ミリアリアⅡの用意にゃ!」


そうして・・・


「いいでしょう・・・」


こうして私は、久々に機体に乗る。


「陛下?

ガチでこんな軽装でいいにゃ?

遠隔攻撃端末数機と通常武装だけで。」


メカニックが聞いてくる。


「ええ。」


私は、ガンダール・ミリアリアⅡに乗った。


久々です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ