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第2844話 やっと気づいた?

「あなたには・・・

武人としての魂がないのですか!?」


ケトが怒鳴った。


「ふッ・・・

そんなもの・・・

野良犬の餌にしましたよ。

だいじなもの?

決まっています。

国民・・・

ひいてはこの宇宙の民です。

あなた方のように、どんなに倒されようと敵に戦力を懲りずに送る方々の気が知れませんね。」


その時・・・


ケトがはっとした表情になる。


「よもや・・・

これまでの「敗北」は、あなたの仕組んだこと・・・!?」


そこで・・・


「ここまでくればアホでも気付くにゃ。

小出しにしているつもりで、こっちの神様や将にことごとくやられる。

こっちにはそっちの情報がないけど、替わりに戦力を削っていったにゃ。」


ナキが左手を舐めている。


「非常にコスパのいい戦術です。

ですが・・・

私を倒さんとするあまり・・・

戦略を間違えましたね。」


「どういうことです!?」


「あなた・・・

私を正面から殴るのに夢中で・・・

周囲から「殴られて」いるのですよ。」


私は意地悪く笑った。


「猫」さながらに。


「踊り戦法にゃ!」


スパーンッ!


「痛いにゃ・・・」


私は、ナキにツッコむ。


「それは「囮」だッ!」


私の手には金属にしか見えないハリセンがある。


そのころ・・・



ジョルジュ艦隊旗艦カピバラス・・・


「くくく・・・

悪知恵が働くねぇ・・・

さすが陛下だよ。」


ジョルジュは、「専用ヒ素ドリンク」と書かれた小瓶から液体を飲み干す。


「さすがに毒ですよ・・・

ジョルジュ様・・・」


玄孫でオペレーターのエリアが言った。


小柄な人鼠ワーラットの少女だ。


「うんにゃ。

僕には毒は効かない。」


とはいうモノの、宴会芸で青酸カリを一気飲みして喉を詰まらせ、死にかけたアホエピソードもあるが、それでもノーカンである。


「さーて・・・

敵も「猫」のようだ。」


ジョルジュは、悪人面をする。


「窮鼠、猫を噛みまくってやるか。」

ジョルジュ、毒で死にません。

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