第2830話 引き取り・・・
引き取り日・・・
「ふ・・・
フフフ・・・
お代はいただきました。
ハルカ神は、科学導師であられるため、戦闘と学術博士のイメージでデザインさせていただきました。
人間が着ても無敵の魔法防御をほこりますが・・・
ハルカ神の神波動と魔法力を吸収し、鉄壁の防御となります。」
「あ・・・
ありがとうございます・・・」
ローブを受け取りつつ、ドン引きするハルカ神。
「キティルハルムの職人は・・・
妥協しないにゃ・・・」
リケ神が言う。
「さて、リケ様?」
血走った目で、リケ神を見るエニアス。
「・・・ッ!!!!?」
てきとーな返事をした「つもり」のリケ神だが・・・
言葉になっていなかった!
「ぜひ、他の神々にもお声がけお願いいたしますね?」
「ぜ・・・
善処するにゃ!」
この「善処」とは、古代地球の政治家のそれと同じ意味の言葉だ。
直後、エニアスはぶっ倒れる・・・
「あちゃあ・・・」
メディルは、ネズミの姿になると、ドリンク剤を背負い、エニアスの顔のところまで登り・・・
ビンを開け、彼女の口に突っ込む。
「ここはおまかせください。
長居は無用です。」
ジト目で言うメディル。
ネズミの姿だけにシュールだ。
「わ・・・
わかりました・・・」
パスキール・エクスプレス列車内・・・
「リケ神!
キティルハルムの民はあんなんばっかりですか!?」
ハルカ神は、リケ神にまくし立てる。
「そうにゃ。
似たような変人が、商工ギルドマスターのナキ・ミケランジェロ閣下にゃ。」
リケ神はため息をついた。
変人・・・




