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第2829話 作品

その晩・・・


エニアスのまとった雰囲気は、一言で言うと「ガチヤバ」だった。


神波動(オーラ)を燃やし・・・


目は血走っており・・・


さらに、暗闇の中であることもあり、ギラギラと光っている。


コワすぎる。


これは、「演出」ではなく・・・


「キティルハルムの民」の「目」を使用するためだ。


キティルハルムの民は、「猫」の血が流れているため、暗闇でもよく見える。


「ふ・・・

フフフ・・・

神直々の注文・・・

言うなれば・・・

献上・・・」


目にも止まらぬ速度で、針を打ち込み・・・


縫製をしていく・・・!


瞬く間に縫製されていく!


エニアスは、普段の縫製では、ミシンを使用しない。


なぜなら・・・


彼女の「手縫い」のほうが速度が「上」だからである!


そうして・・・


かなりヤバめのテンションで仕上げていく!


完全な「布」質感のオリハルコン糸とミスリル糸の布・・・


ハルカ神自身が着ることを前提とした、白を基調としたロングジャケット風のローブ・・・


縁は丈夫で退魔効果のある、ゴールドミスリル糸の刺繍・・・


ベルトには、ハルカ神の金色の炎の紋章があしらわれたボタンが・・・


王家の者も、ぶっ飛んだ才能の持ち主だが・・・


その傍系でほとんど「平民」の「一級貴族」も、ものすごいポテンシャルをもっている。


「ゆくゆくは・・・

神々のお抱えブランドに!」


テンションが爆上げで、ちょっと脳味噌がバグっているようだが・・・


やがて・・・


出勤してきた職員たちは、一晩で仕上げてしまったエニアスが、起きているか寝ているか不明の状態で・・・


「燃え尽きたわ・・・

真っ白な灰に・・・」


と口走っている様子を目撃したという・・・



とんでも職人です!

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