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第2824話 キティルハルムの隠れた人材?

ミリアム女王が主催する、新年の行事が終わると・・・


キティルハルムでは、年末年始の休みから王都中が活気をものすごくしていき・・・


大型店舗以外やコンビニ以外でも、商売を始める。


「すごいものを見ました・・・」


「ソレ、なんにゃ?」


ハルカ神は、王宮を見て・・・


ため息・・・


「まさか・・・

あまり、表に出ない「女王補佐官」があんな実力者とは思いませんでした・・・」


「ああ・・・

王宮の鏡餅を、日本刀で無数に斬った・・・

あの「鏡割り」にゃ?」


さらに・・・


今年は、「鋼鉄マグロ」やら「鋼鉄鰹」やらを斬っている。


「まあ・・・

剣と魔法なら、騎士団長の一族の「アルム家」に匹敵するそうにゃ。」


だが・・・


ハルカ神は別のことが疑問だった。


「あんな凄い人が・・・

戦闘ならいざ知らず・・・

表舞台にあまり立たないのは、なぜです?」


「あのお方は・・・

言ってみれば「助手で、裏方」にゃ。」


リケ神は、いくつかに分断された鏡餅を転移させ、神殿に移動させる。


「まあ・・・

換金所にいくにゃ。」



換金所・・・


「あけましておめでとうございますにゃ、リケ様。」


係員が、カウンター奥にいた。


「このお方の換金よろしくにゃ。」


で・・・


「え!?

ネット放送で観たにゃ!

ハルカ神様にゃ!」


びっくりしている係員だが・・・


「ご・・・

ご無礼ですが・・・

「神族証明書」をこの精査機にどうぞにゃ。」


ハルカ神は、カードを取り出すと、精査機にかける。


電子音がすると・・・


「では・・・

どれくらいの物品ですにゃ?」


「これくらいで。」


ハルカ神は、金のインゴットを三つ用意した。


「現在の相場は・・・

1g=14472ノワールにゃ。

なので、現金43272ノワールにゃ。」


無事換金をすまし、換金所から出る二人・・・


「うう・・・」


リケ神はガタガタと震えていた。


「どうしました?」


「恐ろしいにゃ・・・」


リケ神は、お金を懐に入れるハルカ神をよそに、ビビっていた・・・

「神」でもコワいものがある!

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